だいじな友人の猫が亡くなったとの知らせをもらいました。
彼女がどんなふうに長いあいだ彼を想ってきたか、考えるとなにも言うことばがでてきませんが、
わたしが以前
エルという猫を亡くしたときに、ある友人がいってくれたことばを彼女につたえたい。
パリと日本に離れた場所で彼が言ってくれたことばは、その後、時を経るごとに実感としてわたしの中に留まり、母を亡くし父を亡くしたときも、わたしを助けていました。
それを今日はここに載せたいと思います。(T、事後報告でごめん)
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2006/02/01 13:38:17 Naoka -> T
*N=わたし T=友人 と省略します
N:T、暇なときでいいんだけど、 前に撮ってくれたエルの写真がもしまだあったら送ってくれない?
T: どしたの?
N:なにもいえないんだけど、 わたしのブログを見てくれたら、書いてあるよ
T: エルはなおちゃんと何処へ行ってもいつも一緒にいられて幸せだったろうね!
エルは人間みたいに物事へ色々利害とか意味付けをしないから、嬉しい、幸せ、悲しいとかシンプルなところでなおちゃんと関わっていたはずだよ!常に常に。一緒にいれた=嬉しい。幸せ。って感じで。
なおちゃん、エルと今まで沢山関わってきたでしょ。記憶の中にも沢山あって。どんな猫か。どんな性格か。どんな変わり者か。どんか可愛さがあるか。どんな出来事があったか。
N: うん
T: 今、エルの体は無くなったけど、その関わり全て、エルとの全ては一生、これからもなおちゃんと一緒だよ!ずっとずっと。
今も実はエルと一緒なんだよ。
N: エルはいるの?
T: いるさ!
N: 周りに?
T: 姿はなくてもなおちゃんの心の中にいるんだよ!想像でなくて事実が。
N: 心の中だけじゃやだ
T: エルは外見毛だらけの姿でなおちゃんと一緒にいたのではなくて、なおちゃんの心と一緒にいたんだよ。常に。
N: こころ
T: そう。例えば、もしエルと全くそのものみたいなお人形があったとしらたそれはエル?違うでしょ。エルとなにを感じてきたか、エルと一緒に心が触れ合ってきた積み重ねが、今の心の中の本当の関係なんだよ!
姿が無くてもなおちゃんの心にはしっかりあるのさ
N: エルの魂は?
T: 魂は人が形に例えた言葉。
T: その存在に感じていた心。
存在じゃないんだよ。
N: わたしが感じていたこころ・・・
T: そう。
にゃ〜で伝えてたエルの心。
N: でもそのエルのこころ、今ないよね?
T: エルを感じればにゃ〜は出てくるでしょ!(笑)
N: でもね、 どうして体がないとさみしく感じるの?
T: ん〜〜エルが次に変なことしなくなったからじゃないかな。
けどエルはなおちゃんの心の中にいる。
どこにもそれは去らないよ!
N: うん
T: これからのなおちゃんの人生へエルの心は何か助けてくれたり、エルの心のお蔭で感じるものがあると思うよ!