2009年09月29日

オンフルールとドーヴィルへ Honfleur et Deauville

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この方といっしょに、ノルマンディーのオンフルール Honfleurという街を訪れました。


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ノルマンディー地方の北のほうは大西洋に面しています。そのセーヌ河河口にある古い港町のオンフルールは、印象派画家ウジェーヌ・ブーダンの故郷。その影響で、モネやセザンヌがこの街を訪れ、絵を描いたそうです。


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この木の模様が伝統的なノルマンディーの建築。
古い木造の家並みがつづきます。


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オンフルールの街のなかは小さな店が続き、


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ランプのお店や


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猫の餌皿を売っている店も。これ、木彫りですね。


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港口で立ち寄ったカフェでもおとなしいティンティンとシュリちゃん。
ティンティンは横に座っている人に頭をなでられると、膝に手をかけて愛想をふりまいてました。



もう海岸はすぐそこですが、さらに北上してドーヴィル Deauvilleまで行ってみることにします。


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パリから急行列車でも車でも2時間でこられるドーヴィルは、昔からのパリジャンのリゾート地。土日はパリナンバーの車で渋滞するほど。
海岸につづく道には高級ブティック店が並んでいます。


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ノルマンディー式フェラガモや、


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ディオールもしっかりノルマンディーになってます。


すこし散歩したあと、お隣の街トルーヴィル Trouvilleの以前こちらでご紹介した海辺のレストランへ。


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ここまできたらやっぱりこれを食べないと。
海の幸の盛りあわせ。だいぶお昼の時間をおしていたので、もくもくと無言で食べつづけ・・・わたしの前に座っていたこの方は、急いで貝を食べて口のなかをちょっと切ってしまったようですよ。笑


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小さな建物が立ち並んだオンフルールとは対照的に、豪華な邸宅の並ぶトルーヴィルの海辺は、散歩していても飽きないですね。


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この一、二週間で、蔦もずいぶんと紅くさまがわりしてきました。


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シュリちゃんとティンティンも、海辺の散歩、楽しめたかな?


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ノルマンディー観光を終え、うちのサロンでちょっとひとやすみ。
しかしシュリちゃんは絵になる犬ですねぇ。シュリちゃんがソファにあがると、Sonaさんとわたしはサッとカメラを用意。パシャパシャされてゆっくりお休みできません。
シュリちゃんが休めない!と、セバさんに、とうとう“パパラッチ”呼ばわりされてしまったSonaさんとわたし。


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シュリちゃんごめんね、といいつつもう一枚。
かわいいのは罪つくり・・・(と人のせい
ヨッヘンさんも、カメラを手離さないわたしとSonaさんと見てあきれ顔。


そのころリラさんは・・・


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階段のうえからしたのようすをうかがっているようです。
怖くないからリラさんおいでー。


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セバさんが食べているものをねらっているティンティン。
日がとっぷり暮れて、長旅のあとでも元気元気。


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うろうろして、わたしのスリッパなどをかじって遊んだあと、
Sonaさんの膝のうえで、やっとおねむになってきたもようのティンティン。


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シュリちゃんはソファのうえでもうスヤスヤ寝ています。
ふたりとも、いちにちお疲れさま。



なんかえらく長いブログになってしまって申し訳ないですがあと一息。

今回、Sonaさんとヨッヘンさんからドイツ土産をいただきました。


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ドイツのハムやエッセンのバームクーヘン、そしてドイツビールファンのわたしに、めずらしいドイツビール。うう、うれしい。
これは、同じくビール好きの、向かいに住む家づくりの達人・マーセルおじいさんと、作業の合間にいただきたいと思います。


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お仕事でよくロシアに行かれているヨッヘンさんからマトリシュカや、ロシアのはちみつなどをいただきました。
子沢山に恵まれるようにとつくられたこのロシアの伝統的なこけし人形は、あけてもあけてもまた人形、ぜんぶで9個入ってました。


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引っ越してきてからまだ家具も足りずどうにも片づいていない家なので、食器棚に座っていてもらうことにしました。


また4人で元気に遊びに来てくださいね。



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前回の『ドイツからやってきた!』 はこちら
わたしたちがドイツ・エッセンに行ったときの記事はこここここれ
Sonaさんのブログはこちら


posted by ナオカ at 18:20| パリ ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | フランス国内外旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドイツからやってきた!〜再び

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じつは、先週はこの方がドイツからこちらに来ていました。


前回お会いしたときは3人だったのですが、今回は新しく家族が増え・・・


とっても元気なこのこもいっしょに。


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お兄さんのシュリちゃんが長旅で、ソファのうえでくつろいでいるところ、生後5ヶ月になるというティンティンは椅子のひじ掛けをかじっているようです。


・・・すっごい元気と聞いていたのですが、車のなかでは長時間、ちゃんとキャリーケースのなかで、お兄さんのシュリちゃんとおとなしくいいこ。


わたしたちはまだ引っ越してきて一ヶ月、この地にあかるくないので、
この地在住20年というお向かいの隣人にきいたおすすめレストランで食事をしました。


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わたしたちもはじめてのレストランなので、どうなのかちょっと不安でしたが、さすがカンパーニュ、パリとはちがう!と(たまたまかもしれませんが)思ってしまったり。
うえの写真はカプチーノに似せたフォアグラのムース。フォアグラというとふつうはファットたっぷりで美味だけどちょっと重いっていうのありますが、ムースにしてかる〜く仕立ててありました。
これは前菜でもなく、お店からのサプライズのサービス。


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メインにはタラをいただきましたが、つけあわせの野菜・お惣菜が何種類もあって、これはさすがに家では絶対につくれない、とうなりたくなりました。魚も肉厚でほどよく脂がのっており、新鮮。ソースにはノルマンディー産のクリームがつかわれているはず。ここのクリームは、やっぱりおいしい。


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デザートはフォンダン・ショコラ。ナイフでカットすると、なかからとろりとチョコレートが溶けだしてくるあたたかいこのデザート、はい、前もほかのレストランで食べてましたが、わたしはこれが好きなんです。
お店のサービスや前菜・メイン・デザートの質などをみてみて、かなり満足しました。おなかがいっぱいで、セバさんは大好きなチーズが運ばれてきてもパスしてしまったほど。
いやいや、ごちそうさまでした。


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Sonaさんの主人のヨッヘンさんは以前からノルマンディーに行ってみたかったそう。
ノルマンディーといえば、北は海、そしてたくさんの牛、シードルの名産地であるためりんご畑・・・というイメージ。(がありますよね?)
それをぜひ楽しもうと、休日はみんなで北のほうへ、観光に行くことに。

posted by ナオカ at 01:00| パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

家をなおす計画・その1 〜古いクローゼットをよみがえらせよう

カンパーニュの家に越してきて一ヶ月。
家のなかと庭と、なかなかなにをするのも時間がかかっているのですが・・・
1885年に建てられた家なので、まぁ古いところもたくさんあります。
湿気のすくないフランスでは、古くなっても家の値段があがったりするのがすごいと、いまでも思ってしまいますが。


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これは、わたしたちがお客さん用の部屋か、全体的にクローゼットにしようかと迷っている部屋。
壁の両脇にうつくしい取りつけ式クローゼットがあります。

しかしドアを開けてみると・・・


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うう、ありえない。しかも上のほうはクモの巣まで・・・
前の持ち主は素敵な衣装ダンスをもっていたので、どうやら使っていなかったようです。

どうにかこれをよみがえらせ、使えるようにしよう。
と、お店などに相談してみました。すると、


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グラスファイバーの紙を貼るのがいいのではないか、とのこと。
木の板を貼ることも考えたのですが、壁がまっすぐじゃなかったりするので、自分でかんたんに切って貼れるグラスファイバーを内側に貼ることに。
これ、グローブをして作業しないと、ガラスの繊維がちくちく肌にささって痛い。


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長さを合わせて、へらを使ってグラスファイバー用の糊で壁につけていきます。


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ぜんぶ貼りました。しかしまだきたないですね。
このうえにこんどはペンキを塗っていきましょう。


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家はだいたい壁もドアも白く塗られているので、クローゼットのなかはちょっと違う色にしてみます。


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内側のペンキを塗りおえたら、
お店で合うサイズに一枚一枚カットしてもらった板をいれていきます。
だんだんできてきました。


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ドアの内側も、長いことペンキを塗ってなさそうだったので、これもついでに塗ってしまい、


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内板が白い色なので、ドアは白とグレーのミックスにしてみました。
ドアの錠の取りかえや、服を吊れるよう穴を開けてポールをつける作業は、お向かいに住む家づくりの達人(と自分で豪語する)おじいさんがやってくれました。

さぁ、やっと完成です。
ペンキの乾く時間などを含めて、一週間ぐらいかかったかな?


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できあがると、リラさんさっそく探検?
にゃんにゃんと鳴くので乗せてみました。


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高いからひとりで降りれないかな?
きれいになったでしょー、どう?リラさん。


posted by ナオカ at 17:09| パリ | Comment(6) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月14日

北のノルマンディーへ

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週末、セバのおばあさんの住む、北ノルマンディーに行ってきました。


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おばあさんとは機会がなく、会うのは15年ぶり。
おじいさんが病気で他界してからすでに27年。今年88歳になるおばあさんはノルマンディーの家でひとりでずっと生活しています。


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といっても、さすがフランス、アムールの国。おばあさんはボーイフレンドがいて、互いの家を行き来したりいっしょに旅行していたそうです。しかし、その彼も、何年か前に他界してしまったそう。
88歳といってもとても元気で、毎日友人の誰かしらが家に来るそう。


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これらの写真は、おばあさんの家の近くの公園。
うちよりもだいぶ北なので、肌寒かったですが、ゆっくり散歩したり、


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めずらしいものに遭遇したり。
これ、なんだと思います?


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はじめて目にしましたが、Vin Grisと書いてあります。
Gris はフランス語でグレーの意。そう、赤ワインでもなく白ワインでもなく、グレーワイン(!)。


おばあさんは地下のワインカーブに、何十本の古いワインをもってます。写真を撮らなかったのが残念ですが、特別なときに、そのなかから一本あけたりするそうです。


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最近、すこし脚が悪くなって、あまりたくさん歩けないというおばあさん。なのに、いろいろとご馳走がでてきます。
これは、アントレにでてきたメロン。こんなふうにきれいにカットされたメロンを見たのははじめて。


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こちらは、農場から直接手に入れたというチーズ。
ノルマンディーはカマンベールチーズが有名なところ。このオレンジ色の丸いチーズはカマンベールに似てますが、ちょっとちがう。LIVAROTというチーズだそうです。これがなんともおいしかった!


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朝はおばあさん手づくりのカシスなどのジャムとブリオッシュをいただきました。
手づくりジャムがおいしいおいしい、というと、おみやげに何種類かのジャムをもたせてくれました。


歳をとって、ひとりで暮らしていても、気丈で明るく毎日を過ごしているようなおばあさんをみて、すごいな・・・と思うとともに、わたしもがんばらなくちゃ、となんだか思いました。
久しぶりに孫のセバに会えたおばあさんはとってもうれしそうで、やさしくて、そしてわたしがいま名乗っているセバの名字のルーツとなる家を見られたことは、わたしにとってとても意味のあることでした。

すぐにいける距離ではないけれど、また、遠くない先にセバといっしょにおばあさんに会いにいけたらいいな、いまわたしたちが帰ってしまってさみしくないかな・・・と思いながら帰途につきました。



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さてリラさんは・・・


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お外にでたいんですね。


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夜はあぶないから、また明日ね、リラさん。



posted by ナオカ at 15:33| パリ ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月08日

シャンデリアと野菜と

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引っ越してきて、そろそろ4週間になるわけですが、
この家にきて、まずはじめにしたのが、シャンデリアの取り付け。
以前の持ち主がじょうずにシャンデリアをつけていたので、わたしたちも骨董店で引っ越す前から(いまも)ずいぶんとみていました。
そしてずいぶんと磨きました。


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フランスではいまも、ほんとうのロウソク用のシャンデリアが、まぁアンティークですが売り買いされていたり、びっくり。
この家は1885年に建てられたフランスの伝統的なつくりで天井がとても高い。
昔は、ロウソクの煙が下にこないよう、高い天井が必要だったとか。(セバさん談)


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なかでも、わたしのお気に入りはこれ。モダンなタイプのシャンデリアですごく小さいんです。これはクリスタルではなくガラス玉なので、セバさんは、チープっぽいと思ったようですが、小さくてトイレにぴったり。わたしがいちばんよく行くトイレにつけました。笑


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話はかわり・・・
これ。なんだかわかりますか?

そう、ズッキーニですね。
これはまだ小さいものですが、この家の庭をはじめてじっくり歩いているときに、長さ30センチほどのズッキーニが突然、葉っぱの影からごろごろっと転がっているのを見てあせったものです。
とりたてのズッキーニは、おいておくと表面に水滴がでてきます。水々しくてなかなかいけます。


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こちらも庭でとれるトマト。トマトは何種類か植わっていて、このプチ・トマトはかなり甘くてお気にいり。

ほかには、


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右側のしわっとしてるトマトはこちらでよく見かけます。
スーパーではわっとトマトの種類がたくさん並んでいるのだけど、これは価格が高めで、ここではじめて食べることができました。
見た目はかなり不恰好ですが、味はなかなかいけます。


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こちらはりんごの木。ぽろぽろ地面に落ちてくるのでつい拾ってしまいますが、まだ小さく苦いです。おいしくなるのはやはりまだですね。


リラさんと散歩しながら、こうした野菜などをたまにチェックしているわけですが・・・
なかでもとりわけ気になるのはこれ。


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このまま生やしておくと、れんがが押しのけられてだんだんだめになってきてしまいます。多いところは薬をまいたりして、いまはこのように枯れてきたところも。


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まぁ、とってもとってもあるわけですが、
今朝の雑草の収穫はこんなもんでした(穴のところ)。



posted by ナオカ at 19:02| パリ | Comment(4) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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