
今日はぜ〜んぶ食べものの写真で恐縮ですが・・・
新年は、まず31日のReveillon、前夜祭からはじまりました。

気のおけない友人宅に集まり。
気の利いた小さくてきれいなアントレがいくつも用意されてました。
これははじめて見ましたね。スポイトでソースを注入して食べるようになってます。
ちなみに緑色のソースはホウレン草ベースのソース、ほかは、キュウリやエビ、パプリカが細かく刻んだものが入っていて、冷製のプチ・サラダみたいになってます。
こんな感じの小さいお皿をつまみ、お酒をかたむけ、0時になったらBonne Anee ! と挨拶し、電話をしたりテキストを送ったり、というのが慣わしみたいなもの。

わたしは最近お酒が弱くなってしまったのであまり・・・なんですが、
ふつう、新年を迎えるReveillon、ノエルもですがシャンパンを飲みます。
まぁ正式というか客を招いた場合はそうなんだろうけど、最近飲まない人もいっぱいいるみたいですね。
わたしは実はシャンパンの味が特別好きではなく、クレーム・ド・カシスを入れてキール・ロワイヤルにすると好きなのですが、割らない場合はあんまり好んで飲みません。もちろん注がれれば飲みほしてますが
この中のふたりのパリジャンも、あまり好きじゃない、とシャンパンには手をつけず、ビールやワイン等を飲んでました。
わたしが今まで体験したお祝いパーティーでは必ずシャンパンが出てきたのでこれはかなり意外。もちろん年齢やおそらく地域、人にはよるんでしょうけど。
ゲストのひとりがシャンパンを持ってきてくれたので、わたしと彼女はしっかりと飲んでましたがね。

まぁそれはさておき。
わたしが手みやげに持ってきたPralusのPraluline、というブリオッシュ。
ここ、実は、フランスでも地方にしかお店がなかったのですがあまりに有名になり、やっとパリに店舗ができたそうです。東京では銀座三越店に入ったみたいですね。
ちょっと写真が暗いのですが、ピンクのプラリネがこれでもかっというほど練りこんであります。
トップの生地がメロンパンっぽくサクサクした感じで、かなり甘いのですがたま〜に食べたくなります。
が、酒飲みの友人たちには甘すぎたようで、これかなりでかいんですが余ったのは全部おみやげに持たせてくれ・・・わたしは家に持ち帰ってきました。爆
おいしいんだけどねー。確かに甘すぎて大量には食べられないかも。
と、ここまで書いてから、そういえば家に持ち帰ってきたピースがまだある、と写真を撮りなおしました。
はい、こちらどアップ。
おいしそうでしょ?

そうそう、このデザートの前に、わたしがつくって持っていった角煮をみんなに食べてもらいました。
写真は撮り損ねたのですが、まず茶色く色のついた卵をみて“これはジャガイモ?”と言われたときには、こちらも???となりました。色のついた卵を見たことないんですねー。あとはこんにゃく。ちゃんと塩でもんで臭みをとっていったのですが、見た目も食感も珍しいため舌に新たな体験をしたようです。照り焼きや焼き鳥は一応こちらでもまぁまぁ知れ渡っているとは思うのですが、ソースの味も今まで味わったことがないけどすごくおいしい、とみなさんずいぶん褒めてくれました。
で元旦。
東京のときからの友人、数えてみたら知り合ってからもう10年になってたのですが、が日本から来仏。
彼女のパリジャンの友人も加わってきて、元旦の夜にレストランを探し車でパリを旋回1時間。いいレストランは全部休み・・・そりゃそうですね、1日ですもんね。
夜も更けてきてしまい、なぜか豚足のレストランで食事をすることに。

わたしの頼んだ豚のすね肉。
はじめて食べたのですが、ものすごい弾力があって、しょっぱかったです。

こちらはすね肉やソーセージの入ったポトフ。
ポトフはわたしも好きで昨年よくつくりました。豚でも鶏でも牛でもなんでも野菜がとってもおいしくなるんですよねー。

翌朝は彼女と朝食をとり、

ちらっと散歩なんかをして

こんどはわたしは別の友人との新年会へ。
fuchsiaさんがおうちに招いてくれました。

彼女が名づけたのはズバリ、“おせち新年会”。
彼女がわたしたちのために注文してわざわざ取りにいってくれたきれいなお節が並んでます。
ブログには載せそびれてしまってましたが、実は12月のはじめごろ、fuchsiaさんとアイコさんと3人でタルタルランチなるものを行いました。
fuchsiaさんがこれでもか!というほどブログで特集を組んだタルタル=生肉 をみんなで食べようと。彼女が選んだ堂々たるNo.1のタルタルレストランにアイコさんとわたしは連れてってもらったのでした。(てかどんだけタルタル食べてるんだ、と実は爆笑してたけどね<fuchsiaさん)
今度は新年会ね!とサヨナラしたふたりでしたが、後日、
“新年会、2日にする?2日だったらお節があるよ♪”とfuchsiaさんからメッセージが。
もちろん、ふたつ返事でOK。どんな用事を差し置いてもこれはいくしかないでしょう!(ごめん、食べものにつられて)

まぁ、そう聞いていたので、きっとおうちで頼んだお節があるから、その残りにありつけるのかな、と思っていたら・・・
なんと彼女は、わたしたちのために、それを2日まで食べずにとっておいてくれたのでした。
なんだかこんな異国で実家にでもいるような気がして・・・もー感激でした。

きれいな細長いお重に盛りつけられたお節は、一段が和風、もう一段は洋風お節となっておりました。

彼女がつくったタコ・サラダ。
タコの臭みがまったくなくて、柔らかい。
わたしは本来あまりタコ好きじゃないのですが(どんだけ好きじゃないものがあるのか)、すっごくおいしくいただけました。

ナムルのお皿。野菜もおいしかったけどソースもとってもおいしかったです。

3人プラスfuchsiaさんのご主人とシャンパンを飲みながらお節を食べ、最後はビビンバで〆。

いや、もちろんそのあとのデザートもしっかりといただきました。

ベルティヨンのアイスクリーム。
手前から、マロングラッセ、青りんご、キャラメル。
これがまた、これ以上食べられない!というお腹にするりと溶けていきます。
軽〜いデザートを選んでおいてくれたfuchsiaさんにまた感謝。

青りんごはみずみずしく、マロングラッセはラムがたっぷりきいており、キャラメルはこんがりと焦がした濃厚なヌガーが散りばめられておりました。
わたしはアイスはふだん、さっぱりとした果物系が好きなのですが、このキャラメルのおいしさには目をみはり、食べれないといいつつしっかりおかわり。
楽しい宴が終わったときはすでに夕方。
すこしおしゃべりをして次の新年会に向かいます。

次に行ったのは会社の新年会。7時、ふだんならいい時間に着きましたがまったくお腹はすいてません。

しかしこちらもお節。
シャンパンからおいしい日本酒から、珍しいワインからどんどん出てきてしまい、ついつい、えっこれはどんな味?なんて飲んでしまい・・・

これは冷製茶碗蒸し。かまぼこがウサギさんになってます。
ほんとにこれ以上食べたらまずい、というところまで食べましたね。
このあとさらに鍋の用意が続行されてましたが・・・。
いや、ほんとに食べまくりのお正月でした。いやほんと、わたしめに贅沢な・・・
フランスで過ごすおそらく6回目?かなんかのお正月、イチバン日本っぽい正月を過ごせたのがとてもうれしかったです。
しかししばらく簡素な食事をしてしっかり体調を戻さねば・・・
ごちそうさまでした♪
以上、かなりはしょってはありますが、2011年、こんな感じでスタートいたしました。
年齢重ねてふと気づくと、食べものにつられているケースがかなりあるなと自分を再発見した機会でもありました。(クリスマスあたりからね)
何があっても、今年もおいしいものいっぱい食べていきたいですね。
そんなこんなで改めて、今年もよろしくお願いします、みなさん。^^