2005年12月09日

逃げてドイツへ

これは、前回の「ダニーとの出会い Amsterdam」の続きです。

朝めざめると、アムステルダムは雪が降っていた。
朝はやく、ドイツのクラウスからの電話で起こされる。
飛行機の時間調べたよ、って。
クラウスからはロンドン以来、何度かメールがきていた。「アムステルダムまできてるならドイツまでおいでよ」
クラウスは言いだしたらきかないやつ。ドイツに足をふみいれる勇気がなくて、今回はわざと予定に入れていなかったのに。
まだ、ほんの少し迷いはあったが、やはりドイツに入ることにする。
アムステルダムは2日間だけ。それで十分だ。

空港に行き、なんとか飛行機のチケットをとって、搭乗。クラウスに電話する。

飛行機の中で考えていた。あれほどまでに行ってみたかったアムステルダム。どんなすごいものやできごとが待ちうけているのかと期待していた。
それなのに、わたしのしたことといったら、
いっしょうけんめい、自分のノートパソコンをインターネットにつなげようとしたこと。
現地のプロバイダーにつながらなくて、日本のアクセスポイントまで国際電話をしてネットにつなげた。
きっとダニーからメッセージがきているはずだったから。

“Hello Danny from Holland. I like you!!”
わたしはすぐに返事を書いた。
“How are you?I want to meet you up!”あなたに会いたいよ!
それに対する返事はなく、なんども短いメッセージと、サンタクロースの絵が描かれたオランダのWebページが送られてきた。

Amsterdam02.jpg


アムステルダム2日目、中心からさほど遠くない、“Red right district” という、日本で言えば新宿歌舞伎町のようなところを歩いてみた。
そこは有名な場所で、行ってみたかったところのひとつ。でも女ひとりで歩くのは危ないからということで、ダニーの同僚カルロスがいっしょに来てくれた。
カルロスは言った。どうしてきみはそんなに悲しい顔をしているの?−わからないの。ただ、ずっとひとつのことが頭から離れないの。
彼は言った。きみは恋に落ちてしまったんだね。
どうして彼に電話しない?カルロスは聞いた。
わたしはダニーの電話番号もしらなかった。
彼はポケットからペンを取りだして、なにか紙に書いた。
はい、電話してみなよ。そう言って、ダニーの電話番号をくれた。

わたしは自分でどうしてしまったのかと思った。人間として?男として?どうしてこんなに会いたいの?自分はなにを欲している?
傷つくことに臆病になっていたわたしにできるのはただ逃げることだけだった。
そんなとき、クラウスからの電話で、ドイツに行くことを決めたのだ。
ただただ、あたたかいものに触れたかった。

続き「ビールと、友人 Amberg」へ
posted by ナオカ at 00:57| Comment(0) | TrackBack(1) | 恋愛など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2005-12-09 17:22
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