2006年07月08日

ヌーヴェル・キュイジーヌのレストラン

昨日7月7日は特別な日でした。何年か前から話題になっているレストランに行ってみました。
初めて行くお店、パリでおいしいものを食べるには絶対不可欠な下調べと予約はちゃんとしましたが、それが・・・・・・。

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店に足を踏み入れたときからなんだかおかしな予感はしましたが、あとで気づきました。
これ、知らなかったのですがヌーヴェル・キュイジーヌ nouvelle cuisineのレストランだったのです。

<ヌーヴェル・キュイジーヌ解説>
クラシックなフランス料理に対する新しい料理法であり、1970年代以降流行。
新鮮な素材を加熱調理時間の短縮によって香りを生かして軽やかに仕上げたり、ソースに小麦粉やバターを極力使わず軽く仕上げるなどの傾向が見られた


・・・これ、一般的な解説ですが、わたしは“素材の原型をあまりとどめない料理”とつけ加えてもいい気がします。

さてこのお店でびっくりしたのはまず、フランスではふつうあるはずのMenu(コース)がメニューにありません。
ふつうは前菜のアントレ、メインのプラ、デザート・・・と分かれていますが、そうではなくスープ、パテ(パスタ)、プラ・・・という感じで分かれています。

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アントレに選んだ、
<<タラマ、レモングラス、エビ、ソラマメ、アーティチョーク、マンゴ・ビネガーのスープ>>

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<<イエローズッキーニのマーマレード、オリーブ、アーティチョーク、ロケット・ブイヨン>>

この2品、メニューの中の“スープ”の項目に載っていて、スプーンもいただいたのですが・・・汁があまりありません。
ソースはねっとりと濃く、味は細かく、軽い。スプーンはほとんど用をなさず、フォークとナイフで事足ります。それをスープの欄に入れているところがもうびっくり・・・。

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メインは、
<<子牛のサーロイン・胸腺肉、タイ・バジルとネクタリンのスパイシーソース>>

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<<エビとサーモン、グリルしたイカとムール貝、コリアンダー、ズッキーニのファルシー>>

恐ろしく長い名前です。そして名前は、入っている素材の名前が並んでいるだけで、どんな料理なのかまたどんな味なのか、想像しにくいのもヌーヴェル・キュイジーヌの特徴なのかも?

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子牛はとても柔らかく、何種ものソースで楽しめます。また、海の幸のファルシーはフレッシュな海鮮物のうまみが何重にもしてソースがとてもおいしい。

しかし・・・写真でわかるかな?これらとっても小さいです。
ふつうのフランス・クラシックのお店ではデザートにたどり着くまでにはいっぱいになるお腹も、これではデザート2つぐらいいけそうです。

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デザートは、
左;バニラのライス・プディング レッド・フルーツ・ジュースとイチゴ添え
右;ルパーブのマーマレードとジンジャーのコンフィ、ヨーグルトとモレロのチェリーソルベ

しょうがのコンフィ??と度肝を抜かれておりましたが、ルパーブの甘くないマーマレードとの愛称は抜群。デザートっぽくなく、これだけで食がすすみそうでした。

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店内はこんな感じでモダン、シンプル。
テーブルとテーブルの間のスペースは少なく、隣の客の声がうるさいこと、
また、禁煙席と喫煙席が分かれていないこと、あちこちで聞こえる英語と日本人もいたりで、外国人率50%以上とみられること(珍しくスタッフみな英語ペラペラしゃべります)
前に東京で行ったようなフレンチ・レストのようなおしゃれーな感じかも?
味も全体的に細かくてとてもおいしいのですが、フレンチ・クラシックなレストにしかふだん行かないわたしたちには、少々料理は奇抜で軽すぎる、もっとどっしりとした深く体に染みわたるような味を期待していた、のが正直なところ。

そして、ぜんぶ小さいのに値段がはりすぎ。
アペリティフはキールでワングラス12ユーロ、アントレのスープは15ユーロ、メインは30ユーロ、デザートは10ユーロです。それぞれの種類もとてもすくなく選択肢があまりない。
正直いって、わたしたちにはこのスタイリッシュさは1年か2年に一度でいいかなぁ。

斬新で軽いフランス料理が食べたい!という人にはおすすめです。

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Ze Kitchen Galerie「ザ・キッチン・ギャラリー」
4 rue des Grands Augustins 75006 Paris
TEL: 01 44 32 00 32
Metro:Odeon、St-Michel

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posted by ナオカ at 23:31| パリ ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | パリの食卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
レストランの名前からして
「ザ キッチン ギャラリー」ですもんね。
お腹より、目で楽しむ方が優先なお店なのかもしれませんね。
写真で見ると色がすごく綺麗ですね。
普通、料理の名前でどんなのが来るか想像するのに、
素材名が並べてあるだけじゃ、連想できん!笑
いちいち店員さんに「これなんですか?」って聞きそうです。
一皿が小ちゃいのに値段はいっちょまえ!
これ、私も嫌いです・笑

安くて美味しくて量もある!
が一番です。(ただの食いしん坊やん。。。苦笑)
Posted by umi at 2006年07月08日 23:49
スキンが変わりましたね☆
料理、見た目はとっても美味しそうです。
フランス料理でも、家庭料理が本当は一番おいしいんじゃないかなって思います。
どっしりした深みのある味、ってそうでしょうか
関係ないですけど、壁紙があたらしいリラさんに変更しました。前回のドアップのリラさんにさせてもらっています?
Posted by まなみ at 2006年07月09日 12:08
こんにちわ。私も昨年の夏、ここのお店行きましたよ。確かに量はぽっちりでした。(でも店員さんは全員超美形でモデルさんみたいだった)よく友人にレストランで「量が多いよ〜」って言うと「少なくて文句言うならいいけど、量が多くて文句ゆーなっ」と怒られます。私は来週から2週間パリに行きマース。
Posted by アロハねこ at 2006年07月10日 12:40
量が少ないと嘆くなんて、すっかりフランス人ですね(笑)
旅行で来る日本人なんかにはとってもいいんじゃないですか?親類を連れてパリに行った時、本格フレンチは食べれないというのでこんな感じのレストランを捜したのですがなかなか見つけられなかったです。

お値段が張るのはちょっと…ですけど、女同士で軽くお喋りしながらこういうお店で過ごすのは良さそうじゃない?
Posted by maria at 2006年07月10日 17:07
▽umiさんへ
>安くて美味しくて量もある!
が一番です。

セバと同じ考えだ。笑
次の日に挽回しました〜!
Posted by ▽umiさんへ at 2006年07月11日 19:01
▽まなみさんへ
前回のドアップリラさん・・・どれだろう?
そうですね、フランス家庭料理がいちばんおいしいと思うわたしです。煮込んで味が深くしみでた料理。この料理はそれと対極をなすものでしたね。
Posted by ▽まなみさんへ at 2006年07月11日 19:03
▽アロハねこさんへ
店員さん、言われてみるとアパレル関係な雰囲気の人が多かったような・・・でも美形??笑 そういう人を選んでるんでしょうねー(あくまで辛口^^;)
もうすぐパリなんですね!!
Posted by ▽アロハねこさんへ at 2006年07月11日 19:11
▽mariaさんへ
確かに女同士でゆっくり過ごすならいいかもしれないですね〜。わたしは女同士ではよくラーメン屋行ってますが・・・笑
東京にあるフレンチのお店は、確かにこんな感じの店が多いみたいです。
盛り付け上手、お料理上手なmariaさん・・・このお店あってるのか・・・なんて勝手にひとりで考えてしまいました^^
Posted by ▽mariaさんへ at 2006年07月11日 19:21
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