2005年10月04日

先生は実はゲイだった?!

Christian -クリスチャン- というのは最近のフランス語クラス担当の先生である。

以前は、Michel -ミッシェル- という人が先生だった。
そのときのクラスメイトに、ベトナム人のNAM -ナム- という男の子がいた。この子ははじめからフランス語をペラペラ話す子で、ある日、わたしが学校へ行こうと、駅を出て信号を待っていたら、うしろから、“Nao! Nao!”と呼ぶ声が。
振り返ると、NAMで、カフェのドアから顔を出してこっちこっち、と手招きしている。入ってみると、Michelがカウンターに立っていた。
Michelはスペイン人の両親を持つフランス生まれのフランス人。眼は茶色く髪の色は黒い。40歳で最近パパになった。かなり美形とわたしは思っていた。
そのMichelの横に、巨大な男が。それが、Christianであった。彼は、わたしを見るとギョっとした顔をした。あとで彼がわたしのことを“une grande japonaise"(でっかい日本人の女の子)と口述していたが、当時は冬で、わたしはヒール10cmぐらいのブーツを履いていて、おそらく身長は180cmを超えていたためと思われる。

それはさておき、ここからが本題。
隣の席のペデロくん。学校が終わり、近くで買い物するというわたしについてきた。
ちょうど、以前MichelとChristianとコーヒーを飲んだカフェを通り過ぎたので、わたしは彼にフランス語で説明した。Christianは、わたしの前の先生のMichelのコピン(copine:友だち)でね・・・・
突然叫んだペデロくん。「えっ?!Christianのガールフレンド?!」
−いやいや、Michelはオ・ト・コ。それにChristianは結婚してるっつってたでしょ。「ゲイ?!」−まさか。一度結婚した男はストレートっしょ。それでもわからない素振りのペデロくん。「離婚してるかもしれない」 いやいや、さっき奥さんの話をしてたばかりだろーに。それに、Michelは、オ・ト・コ!!
彼の意味不明な発言に、なーに言ってんだこいつ?と、ペデロくんのことをかなり怪しく思ったわたし。

フランス語では、“友だち”の言い方はふたつ。
フランス語は男性名詞・女性名詞があるのでそれもお忘れなく。
男の友達=ami(アミ) or copain(コパン) 女の友だち=amie(アミー) or copine(コピン)
ただし、男がある女性をさし、「彼女は僕のcopine(コピン)です」と言ったらそれは“彼女”という限定になる。男が男をさし、「彼は僕のcopain(コパン)です」と言ったら、ただの友だち。
ではゲイの場合。
もしゲイの男が、彼氏を紹介したい場合は「彼は僕のcopineです」と、ふつうは女をさすcopineを使う。これで、ふたりはゲイということもわかる。
うーん、複雑な説明になってしまった。お分かりだろうか?

ペデロくんとのやり取りを、セバ(夫)に話したらびっくり仰天。ふたりで大爆笑。
5ヶ月間、フランスを離れ、オランダでぼぉーーーっとしてたわたしは、この大事な違いを忘れていたのである。
わたしの犯した罪は重い。
ペデロくんに説明するとき、ChristianはMichelの友だちというにはcopainを使わねばならなかったのです。彼らは男友だちでストレートだから。Michelは男だからcopainなのにわたしはcopineという女性名詞を使い、ダブル間違いである。ペドロくんが混乱するのもあったりまえである。
ペデロくん&ChristianとMichel、ゴメンナサイ!

posted by ナオカ at 15:07| Comment(0) | TrackBack(0) | パリの学校こぼれ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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