2009年11月17日

初暖炉、キッチン、白鳥


171109_06.jpg


先週から暖炉に火をつけてます。
うしろに鉄板をおかなければならないし、もうすこし変えないといけないのですが。
アルミホイルでじゃがいもをくるんでおくと、30分ぐらいで焼きじゃがいもができます。ほんとはさつまいも!と思いますが、バターをつけて食べるといつもとはひとあじ違っておいしいんですよ。


171109_02.jpg


さて、こちらうちのキッチンです。ちょっと散らかってますが、


171109_03.jpg


反対側からみた感じ。
・・なにかヘンじゃないですか?


実はいまある流し台はキッチンで唯一以前の持ち主が残していったもの。取り付けてある家具とオーブンは前のアパートに住んでいたときのものを取り外して持ってきたものなんです。

床は古いものでしょうが状態は悪くなく、でも壁はぜんぶ白くてタイルもはってありません。

ふつうはしっかりと揃った収納家具があって、火を使うところにはタイルがあって・・・またフランス人のふつうの家では冷蔵庫やオーブン・電子レンジなどもすべて家具のなかにはいり、外からは電化製品などはみえなくなっていてスッキリとしたイメージがあります。

うちのキッチンは家の中心にあります。玄関を入って食堂に行くにもトイレに行くにも通り過ぎるキッチン。とうぜん、来客があるときはみないやおうなくキッチンを通ることになるわけで・・・

この階の天井は3.1メートル。上のほうの空間があまっていて収納がないというのもなんだかヘン。


171109_01.jpg


ということで業者さんをあたってみてます。ある業者さんが出したイメージはこんな感じ。
真ん中に空間があるので、そこにオーブンと電気コンロを置いて上に換気扇をさげようかなと。・・・でもなんかこの図、ふつうすぎる感じも・・・
キッチン収納家具にもいろいろな木の種類がありその質によって値段もピンキリでとても悩んでしまいます。古い家だしこのすぐ横にある食堂は天井に飾りがあったりするので、モダ〜ンな感じのキッチンは合わないかな。でも木にするとアンティークというかちょっと古くさい感じにもなってしまうような・・・
なにかいい案あったら教えてくださいね。


週末はセバさん初・白鳥にパンやり。近くまでくるので感動していたようです。


171109_05.jpg


いつもつがいで来るのですが、みえますか?雄のほうの白鳥は、パンを投げるとき口をあけます。・・・これ見てると、昔飼っていたブンチョウのヒナと変わらないような。
この顔、なんだか笑っているようにも見えませんか?



posted by ナオカ at 18:23| Comment(6) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

ふたつのポストのあいだ

121109_01.jpg


うちの近くには、シャトーと呼ばれている大きな家がある。
うちの通りは、両側にメゾン・ブルジョワーズと呼ばれるカテゴリの豪華な一軒家が立ち並んでいて、それはそれはきれいである。そのなかでも大きい家はフランスではシャトー(城の意味)と呼ばれる。
その大きな門から小高い丘につづく家までは背の高い木がぽつぽつと並び、外からは家が見えない。
持ち主は銀行をいくつか所有するイタリア人の資産家。ミラノに本拠地を構えているご主人は、世界の各地に家を持っているらしいのだが、ふだんはここにはいず、冬のあいだの6ヶ月だけここに奥方とともに滞在するということ。不在のときも庭師がときどき来て、庭の手入れをしている。
以前、家のうしろにある車庫とプールをマーセルに見せてもらったことがある。それはずいぶん前、まだマーセルが定年する前に、土日を使って彼の義息子とともにつくったらしい。
名前ではなく“シャトー”と呼ばれているだけあって、その家はなんと600平方メートル(≒182坪)の広さだという。ふたりきりでどうやって住んでいるのかよくわからない!
ご主人がその家を買ったとき、きれいに大理石などでつくられたキッチンとバスルームを見て、
「う〜ん。イタリア風じゃないから全部壊す」
と言って、すべて撤去、新しく自分好みにつくりなおしたぐらいだそうだ。
ちなみにわたしたちは引っ越してきて近所周りはすませたが、この家だけは恐れ多くてきちんとあいさつはしていない。

秋のある朝、会社へ行こうとしているセバさんを見送る際に、セバさんに急ぎで送りたいと頼まれていた郵便物を2通、ポストに出しにいったわたし。郵便局のポストはシャトーと道を挟んだ隣の家の外壁に取りつけてある。
「うちの車庫のドアを自動にしたい。古いものだけどできるのかな」
と前日の晩話していたセバさん。それを思いだしながら、わたしはポストまで続くシャトーの前の道路を歩いていた。・・・シャトーの門は、リモコンで自動で開くようになっている。そして敷地のなかを車でそのまま走り、家のそばに立っている車庫までそのまま車で行けるようになっているのだ。さらに広大な庭の各木にはライトが配してあり、それもリモコンでひとつボタンを押せばパーっと庭が明るく照らされる。その仕組みをつくったのもマーセルで、家の主が不在のときも、夜なにか不審な音がしたときは、彼が家からリモコンでその庭を照らす。その家にはそれはまた高価な絵が飾ってあるから、とマーセルが言っていたな。
カタン・・・そんなことを考えながらわたしは手紙をポストに投函した。
・・・と、あれ?待った!

と、気づいたときはすでに時遅し、わたしは自動の門のことを考えていて、なんと、出さねばならないうちの封筒をシャトーの郵便受けに投函してしまったのだった。ポストはあっち!

手を郵便受けの口にいれてみてもとれない(あたりまえだ)。うわどうしよう、ポストまちがえちゃったよ、と急いで家の前にまだ停まっているセバさんの車に戻る。そのことを告げると彼は、えっ?!と驚き、困る困ると騒ぎはじめた。
「待って。たぶんマーセルが鍵を持ってるから、あとで開けてもらうから」
不安顔なセバさんをなんとかなだめ、急ぎの郵便物をシャトーの郵便受けに入れてしまったまま、会社へ旅立ったセバさん。
わたしも不安な思いのまま、しかしまだ朝はやかったし、ひとまず家に戻った。

午前11時ごろ、家の玄関がピンポ〜ン♪と鳴った。きたきた。
扉を開けてでていくと、そこには案の定マーセルが。この時間にきたときは、まずはコーヒーである。
わたしは彼をうちに招き入れてコーヒーをだし、今朝おかしてしまった愚かな話を彼に告げた。
「じゃあ今からいこう」 急いでマーセルのあとを追う。シャトーのほうにまっすぐ歩いていく彼に、「シャトーの鍵をもってこなくていいの?」と聞くと彼はにやりと笑った。
シャトーに着くと、彼は迷わず門に取りつけてある呼び鈴を鳴らした。
「え、誰かいるの?」と聞くと、
「この家の主人ね。昨日戻ってきたんだ」
わたしは青くなった。よりによって住人が帰ってきているときにまちがえて出してしまったとは・・・。


111109_03.jpg 111109_04.jpg
左が郵便局のポスト、右がシャトーの郵便受け

アロー?と誰かがインターフォンに出た。マーセルはあいさつをしたあと、いや隣人がきみのとこの郵便受けにまちがえて手紙を投函してしまってね・・・・すると家の主人はアーボン?と言って笑った。話すマーセルも、横目でちらちらわたしを見ながらその目は完全に笑っている。
わたしは穴があったら入りたくなった。
そうこうしていると、後ろからププー!とクラクションの音がした。振り向くとでかい黒い四駆の車がこちらに近づいてくる!この家のイタリア人マダムであった。黒くて軽そうな毛皮のコートを着込んだマダムはマーセルとあいさつを交わしたあと、「あー手紙ね。入ってたわ。ほら」と強いイタリアン・アクセントのフランス語で彼女は話し、これまた高そ〜な黒い革のバックのなかからわたしの失われたふたつの封筒を取りだし、手渡してくれた。

リモコンを使って扉をひらき、なかに車とともに消えていくマダムを見送りながらマーセルは、
「戻ってきていてよかったよ。僕はシャトーの郵便受けの鍵は持ってないからね」
と言った。ではわたしは逆にラッキーだったのか。しかし、
「まちがえたこと誰にもいわれないでね、恥ずかしいから」とマーセルに念を押しておく。
「今日はペピタ(マーセルの奥さん)が休みで家にいるから、ちょっとうちに寄っていく?」と彼がいうので、わたしはそのまま家を通り過ぎてマーセル家へ。
家に着くなり彼は、ペピタに今あったことを報告した。
「郵便局のポストとまちがえてシャトーの郵便受けに封筒をだしちゃったんだよ」 ありえない、という身振りを交えて話すマーセル。
ペピタはええ?と一瞬目を丸くしたあと笑い、でもあるある。ぼーっとして歩いているときなんかね。とすぐ真顔になりわたしの肩をもってくれた。ううやさしい。その後、ペピタと世間話をしており、あそこの子供はとっても頭がよくて飛び級して・・・と話しているとマーセルが「ほんとに頭がよくてね。きみみたいに」と皮肉的にポストをまちがえたことをからかわれ・・・
セバさんはその日会社で自分の奥さんがしたアホなことを笑いの種にし、わたしはその後、時あるごとに
「ふたつのポストのあいだの道ね」
なんていうふうに、まだマーセルに突っこまれている次第である。
みなさんも、手紙を投函するときはくれぐれもまちがわないよう気をつけましょうね。


posted by ナオカ at 17:40| Comment(8) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

同僚は登山家?〜家の暖炉を使えるように

091109_12.jpg


わたしの住んでいる家は1885年に建てられたもの。フランスでは、古い建物の多くに取りつけられているように、うちにも暖炉があります。
以前は計5つあったようなのですが、すこしずつ事情があって取り外され、いま残っているのは3つ。居間の暖炉は大きいレンガのもの、ダイニングルームとわたしたちの寝室は大理石でデコレーションされたものです。

隣人のマーセルが昔切った薪や、最近うちで切った木からでた薪が庭の一角に積みあげてあるし、暖炉を使えばなんとその分の暖房費はタダ!
以前のアパートでは薪は店で買って、ひと袋6ユーロとか8ユーロしていたものです。


091109_01.jpg


これは家の側面。正面に見えるのが暖炉やセントラルヒーティングの筒を通した煙突になってます。煙突は反対側に同じものがもう一個あります。

うちの前の持ち主は暖炉を使用せず、煙突にはなにか詰め物をしてあるか蓋をしてふさいである、との話。煙突の蓋をとるには屋根のうえに登らなければなりません。いちど業者に来て見積もりをだしてもらいましたが、それがなんと2つで1200ユーロ(≒16万円)!高いところに上ってうえで作業するわけですから、それなりに値は張るのはわかりますが、それはいくらなんでもない。

・・・と二の足を踏んでいたところ、セバさんの会社の同僚が名乗りをあげた!セバさんはパリの近くの会社まで毎日通っているわけなのですが、最近入ってきたウィリアムはなんと、うちから10kmほどの市に住む、同じノルマンド!
彼がノルマンディーに住んで遠くまで通っている理由は、奥さんの職業によるとか。奥さんは馬を飼っていて、乗馬教室や競馬にだす馬の訓練なんかもしているそうで、馬が飼える広い敷地が必要だそう。
ウィリアムは、馬の飼育の一環でなぜだか7メートルほどある馬小屋の屋根によく上って作業をしているらしいのです。
「よく上ってるし道具も持っているから僕がやってあげるよ」 と聞き、セバさんとわたしは大喜び!これで暖炉が使えるようになったとしたらとってもうれしい。


091109_02.jpg


さっそく先週の土曜日、彼は隣の市から車を走らせてやってきました。
大きなはしごを使って上までのぼるのですが、落ちたら大変です。ってことで命綱。これをみただけでわたしなんかは震えあがりますが・・・。高所に上るまえの準備は念入りに。彼が腰につけているのは煙突の詰め物を壊すための道具。(はしごや道具類はマーセルが持ってきてくれました)


たっぷりと準備したあと、ようやく登りはじめるウィリアム。
土曜の朝は雲が多く少々風もあり、この秋いちばんの寒い朝でした。みなコートを着込んでいます。


091109_05.jpg


だんだんと、高く・・・

下で見まもるマーセルとセバ。そんななか、


091109_11_02.jpg


ヘルメットをかぶった変なひとが。
したではしごを支えるのを手伝っていたわたしを見てセバさんが、
「バイクのヘルメットをかぶって!ウィリアムがきみのうえに落ちてきたらきみも危ない」
というのでヘルメットをつけたわたしなのです。
しかし・・・待てよ?屋根に上っていくウィリアムが裸の頭なのに、どうして地べたにいるわたしがヘルメットを・・・?
と10分後には不思議に思ってとりましたが・・・実はセバさんは冗談をいっていたのでした。


091109_06.jpg


とか、彼が真剣に登っているあいだにやっていたら、あらあんなところに!
屋根裏部屋の小さな窓から、道具をウィリアムに手渡したり、屋根のうえに敷くはしごを下からひっぱりあげているセバさん。
わたしとマーセルは道路の反対側にまわって、ウィリアムの一挙一動をみまもっています。


091109_07.jpg 091109_08.jpg


そうこうしているうちに、お昼の時間に。
ふぅ、ここで一休みです。
わざわざ煙突のためにうちに来てくれたウィリアムのため、わたしたちはマーセルお勧めの中華料理のレストランを前日に予約。マーセルの口ききで、通常は何日か前に頼まねばならないという北京ダックのフルコースを頼んでもらったのでした。
マーセルと奥方、ウィリアムとセバさん・わたしの5人でセバさんの車に乗りこみ、セバさんの奢りでお腹いっぱいただいてしまいました。

最後にお酒好きなマーセルの一声、「sakeはあるか?」で運ばれてきた(おそらく中国産)日本酒。その前にロゼワインも飲んでいたウィリアムを横目にわたしはちょっと心配に。午後はこんどは残りの煙突に登るはずのウィリアム。日本酒まで飲んでしまってだいじょうぶなのか・・・?


家に帰ってきたらもう午後3時。なんと2時間半もレストランで食べていたわたしたちでしたが、天気雨などが降り、酒プラス雨ではしごや屋根がちょっと濡れているというさらに悪条件のくわわるなか、男性陣は家に着くとさっさと次の煙突に登る準備をしています。
わたしは手に汗握り、家の前で命綱を締めなおしているウィリアムに、「サ・ヴァ?だいじょうぶ?」と聞くと彼は笑って胸のまえで十字架をきりました。
わたしの頭のなかには、もし彼が落ちた場合(命綱が切れたりとかなんかの事故)になにかの保険は使えるのか、という考えもちらとよぎった!


091109_09.jpg


余計なことを考えているあいだに、ふとみるとウィリアムはもう屋根上の人!
さきほどのレストランで、マーセルの奥さんがウィリアムを“アルピニスト”(=アルプスに登る人=登山家)と呼んでいてつい笑っていたわたしですが、


091109_10.jpg


実は家のこちらの側面は、もう一方より高い!
写真では見えないのですが、この二階分よりさらに下に一階あるのです。(こちら参照)地上から何メートルあるのか、もう考えるだけでも怖い!
ウィリアムが調べてみたところ、こちらの煙突には穴がいくつかありますが、閉められていたものはなく全部使える状態だったよう。わざわざ高い所にのぼってもらって見てもらって申し訳なかったですが、煙突が閉められていない、という状態がわかったこともとってもだいじ。


道具などのあと片づけをして、ウィリアムが無事に地上に降りてきたときには肩のちからが抜けました。
知っているひとが高いところにのぼっているのを見ているとほんとにホラーなことを考えてしまいます。が、マーセルが木の高いところにはしごで登って枝を切ったりするのを見たりしていたので、ちょっとは慣れてきたかな。
最後は煙突のそうじをすこしして、ようやくもうすぐ使える!という一歩手前まできた感じです。

いやはや、マーセルもいろいろな道具を家から運んできたりセットアップしたり、実は高所恐怖症なセバさんも大変お疲れさまでした。(わたしもまだ腰が痛いぞ)


posted by ナオカ at 03:02| Comment(12) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

ヒノキの伐採とバラの冬じたく

061109_01.jpg


あらっリラさんどうしたの?


061109_08.jpg


リラさん、すごい尻尾になってます


061109_02.jpg


リラさんがこういう尻尾で外から帰ってきたときは・・・


061109_03.jpg


やっぱりきてました。お隣のグレーの猫さん


061109_04.jpg


キッチンでちょっとごはんを食べてから、


061109_05.jpg


リラさん果敢にもまたお外に行ってみるようです。
うう、庭がすごいことになってますね。


061109_10.jpg


中庭の一角を囲っていた thuya というヒノキ科の針葉樹を引き抜く作業は今週いっぱいかかり、わたしも庭師の見習い・・・というより単なる道具持ち として腰が痛くなりながらも毎日手伝い。
木を引き抜いたり、倒れた木の枝を切ったり運んだり、最後はそれを燃やしたり。二の腕に筋肉がついてきた気もします。


061109_09.jpg
前はこんな感じ。この両脇を引き抜き、奥は風除けのために残します


thuya は、本来なら年に一度切って形を整えねばならないのですが、前の持ち主は5年以上生やしっぱなしにしていたそうで、そのせいでボーボーに。
ボーボーなのが一番下の階の一部屋の窓の前にたちはだかっていました。とってしまったら薄暗かった部屋ももっと明るくなり、また庭の見晴らしもずいぶんとよくなりました。


061109_11.jpg
これが木を引き抜くのに使った機械。
金属のロープがついていて、一方を家の柱、一方を木の幹にくくりつけてレバーを左右に押して使います。これが力がいる!




061109_06.jpg


実は、このthuyaはリラさんのお気に入りの隠れ場所でした。ボーボーだし、なかに一度入ってしまうと姿をまず見られないし。このなかでお昼寝なんかもしてたリラさん。
ほかの家の猫さんにも人気のあったthuya。さっきのグレーの猫さんも、いままであった場所に木がなくなってしまったので観察にきたのだと思われます。
猫さんたちには申し訳ないですが、ずいぶん庭がひろくなったでしょ?


061109_07.jpg


あとは、中庭のバラを小さく切りました。
バラは今年はもう終わり、次は来年の春です。
写真だとわかりづらいかな?前は2メートル以上とかあったのですが、実はバラはあまり背の高いのはよくないんだそう。長くても1メートルぐらいにカットしました。冬のあいだは茎の先が凍結するそうです。
春先になったら、茎の先をちょんぎると、元気にまたバラのつぼみができてくるそうです。


posted by ナオカ at 19:33| Comment(6) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

住みよい家をつくるさまざまな・・・

まぁ、そんな感じで知り合った近所のマーセルですが、
わたしのスクーターの組み立てからはじまりその後も彼は、


031109_02.jpg


古くて鍵が閉められなかった門の錠のつけ替えをしてくれたり、


031109_03.jpg


階段の手すりのうえの、なぜか取れてしまっていたデコレーションの金の球をつけてくれたり


031109_04.jpg


中庭のバラ園の一角を囲っていた木を、要らないということで引き抜くことにしたのですが、これは力がいります。ということで、マーセルは助手(彼の友だち)を呼んで彼に少々のお礼をし、いっしょにやってくれたり。


家のメンテナンス(というかきちんと住みやすくするための作業)は大振りなものから小さなことまで様々ですが、いろいろなことに彼は貢献してくれているわけであり。
たまに自分の家の日曜大工、隣のナンシーの家のもやっていますが、お礼をしようとすると、
「要らない、僕は周りの家の全部やっているから気にしなくていい。ただ一杯のアペリティフをくれればいいよ」といって受け取ってくれません。
コーヒーやお酒が大好きなので、まぁうちでこちらのコーヒーや(わたしもこれは中毒ですが・・・)、ビール、軽いお酒なんかを出しているのですが。

まぁ、だんだんと家の工事も大きいものをしていきます。
次のプランは、まぁいろいろありますが、わたし的に楽しみなのはうちのキッチンをつくっていくというプラン。


031109_01.jpg


話は変わりますが、いままでずっとノートパソコンを使っていたセバさんが最近新しいデスクトップを購入。
わたしのパソコンは4年前のものでかわいそうに思ったのか、なんと大きいモニターとグラフィックボードをわたしの使っていたものと交換してくれました。
わたしは大きい画像や3Dをよく動かすので、23インチという大きいモニターと最新だというグラフィックボードはとってもありがたい。
対してセバさんは、CPUにパワーのあるパソコンが必要だったそうで、わたしのほうがよく使うから、ということでくれたのでした。これはラッキー!
わたしのデスク、椅子のしたに敷いてある灰色の大理石は、前に暖炉があった跡なんですよ。


031109_05.jpg


最近のリラさんは、朝からお外にでて、午後3時か4時になると家のなかで寝にはいるようです。
怖がりで寒がりなリラさんですが、家に来客があったり、ガガガガ!ギギギギ!という工事の音にもすこし慣れてきたよう。


031109_06.jpg

なんだかいろいろなことが同時進行していて、あまりブログに登場できなくてごめんね、リラさん。
今週は天気悪いけど、また晴れてくれればいいね。


posted by ナオカ at 18:28| Comment(2) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月30日

なんでも屋の隣人

301009_01.jpg
中庭からつながるガレージの裏側。二階部分が車庫になっている

『赤いティーシャツのムッシュー、ちょっと家具と空』
『カンパーニュでは木が落ちる!』
『近所づきあい』 のつづきです。


トラックの運転手といっしょに、スクーターの入ったどでかいダンボール箱を家の門のなかにひきずりいれることになんとか成功したわたしたち。
トラックを見送ると、マーセルはさっさとダンボールをほどきはじめた!

なかには、鉄でしっかりとつくられた骨組みのなかにわたしのバイクが!
・・・しかし。うん?待てよ。ハンドルはどこ?グリップは?なんだか中にはバイク以外にえらく小さい箱がいくつも入っていた。
マーセルは、ハハ〜ンと鼻を小さく鳴らしたあと、「ドライバー」とわたしにいいつけた。
「バイクの組み立てってできる?」と、インターネットで注文する前に心配そうに聞いていたセバの顔が頭に浮かんだ。わたしは若いころ、日本でスクーターに何度か乗っていたことがあるが、買うたびにそれは完璧なかたちでそのままエンジンがかかるようになっていた。まさか自分で組み立てるところがあるなんて考えてみたこともない。
いそいそと、すこし前に買った工具箱をとってくると、彼は鉄の骨組みをドライバーを使ってばらばらにしたあと、こんどはバイクのハンドルを取り付けにかかった。
箱のなかに入っていた説明書はなぜか英語。フランス語のものはなく、バイクとネジ、ハンドルなどを交互にじっと睨みつけるマーセル。
わたしの持っていた工具だけでは足りなかったようで、道路を渡って自分の電動ドライバーなどをとってきたあとは話ははやかった。彼はバイクの荷台につける小さい荷物入れも取り付け、その間、自分はいかに長い間バイク乗りだかをわたしにひっきりなしに説明した。
よし、完成。バイクのエンジンをかけてみる。しかし、プスプス・・・という小さい音がしただけでエンジンはかからない。
「バッテリーを充電しなきゃね。うちに充電器があるから」
彼はいま取り付けたばかりのバッテリーを再度取り外し、自分の家のガレージに持って帰った。

夜、セバにマーセルが帰ってきたことを話すと、彼はさっそく、何度か使ってそれから動かなくなってしまった芝刈り機をマーセルにぜひ披露したいと申し出た。いくら検査のための入院とはいえ、病院から帰ってきたばかりだから・・・とわたしは言ってみたが、そんなことは誰も気にせず、マーセルはうちの中庭でなぜ芝刈り機のエンジンがかからないのか、おかしいところをチェック。「疲れてないの?」と聞くと、「だれ?僕かい?いままでの人生、一度も疲れたことはない」と言い切るマーセル。結局彼は病院から帰ってきてからずっとうちにいて作業をしていたのだった。

次の日。
ピンポ〜ン♪とチャイムが鳴った。みると、マーセルがうちの車庫の前で腕組みをして考えこんでいる。
車庫は道路に面していて、家のすぐ左脇の別棟にある。門は鉄でできており、家を囲っている鉄の柵と同じ唐草模様、それじたいはとてもいいものなのだが、なにせ古い。この家が建てられてから一世紀経っているならば車庫もまたしかりであり、車庫の扉を覆うように屋根からしっかりと大柄な蔦が根をおろしている。その蔦が多すぎて、扉が開かない状態。
車庫じたい、車がせいぜい一台入る大きさだし、夏だったし、で、うちは車をずっと外に停めていたのだった。
わたしが門の外にでていくとマーセルは、「きみのバイクを入れないとね」といった。・・確かに、わたしのバイクは一晩、家のなかにいれて玄関に駐車していた・・・。
彼は、大きなはしごと木の枝などを切るようの大ばさみを持ってきて、はしごに登り、ちょきちょきと蔦を切りはじめた!
わたしはすごい勢いで山になっていく蔦をほうきで掃きあつめ、彼は車庫の扉を開けることに成功した。
扉を開けてみると、こんどは中。高い天井はここぞといわんばかりに古いクモの巣のオンパレード。「そうじ」とマーセルに言われて、わたしは青くなった。わたしは声を大にして言うが、虫が大の苦手である。小さいときはそりゃトカゲの尻尾を切って遊んだこともあるし、クワガタなんかを買ってかわいがっていたこともあったけれど、それは昔の話。そのへんは今はぜんぶリラさんの担当になってます。
ほうきを片手に恐ろしくて固まっていると、マーセルはわたしのほうきを奪ってさっさとクモの巣を払いはじめた。それをみていたら、ハッ、じぶんの家の車庫で、いつまでもクモの巣をにらんで固まっているわけにはいかない、とわたしも思い立った。もう一本ほうきを取ってきて、下のほうの、ホコリだかクモの巣なんだか灰色でよくわからなくなっている部分をわたしはなんとかそうじした。

30分後にはなんとまぁ車庫の空気も入れ代わり、なんとか使えるように!わたしは頭や肩にゴミをつけているマーセルを発見してそれを払った。これでめでたくバイクに・・・!と思った矢先、まだまだ問題が!
「事故保険に入らないとね。ナンバープレートもつけないと運転できないね。それからヘルメット!かぶらないと手錠かけられるからね」と右から左から隣人のありがたい忠告を日々受けながら、しかしすこしずつわたしの田舎での自立の日々が近づいてきた。

301009_02.jpg
わたしのスクーターを試し乗りするマーセル。大きいバイクに乗っている彼には少々物足りなかったよう

その週末には、うちの隣に住むナンシーの家のさらに隣の住人がきた。
彼らはパリジャンでここの家を別荘にしている。週末たまに一家でぞろぞろと来るようなのだが、初お目見えして、天気がよかったのでマーセルはバーベキューを提案。パリジャン(とみなに呼ばれている)の家の庭には大きいテーブルと椅子がたくさんあるということで、ナンシーはお肉を用意、うちはデザート、マーセル家はワインなどお酒の用意、パリジャンはサラダとアペリティフ、それぞれ分担して、みなで楽しい一夜を過ごした。

頭髪が真っ白、髭も真っ白なマーセルを、わたしとセバさんは勝手に“おじいさん”(失礼)と読んでいたが、実は彼は60歳ですこし前に仕事を定年したばかり、というのが明らかになったのもこのころだった。
5年前までやはりパリジャンだったナンシーの、古くてどうしようもなかった家を見事に修復したのもマーセルの偉業。パリジャンの家の外壁のペンキを塗ったのもなんとマーセルらしい。

まぁ、そんなこんなで、周りとのつきあいがスタートしていったわけです。


posted by ナオカ at 19:12| Comment(4) | TrackBack(0) | フランス田舎生活あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。