2009年12月13日

Navarin de porc 〜肉と野菜のトマト煮込み

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例年よりあたたかな日が続いていた秋〜初冬ですが、今週終わりごろからぐっと気温が下がってきました。
今朝でかけたら外の気温はマイナス4℃!・・12月になるのに中庭のバラのつぼみが開いたりしてましたが、とうとう寒い冬がやってきたようです。
というわけで、昼からせっせと煮こみ料理をつくってみました。冬はぐつぐつと鍋で煮る料理はやっぱりあったまりますねー。


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オリーブオイルでにんにくを炒め、食べやすい大きさに切った豚肉を焼いていきます。

Navarin ナヴァランという料理。簡単にいってしまえばお肉と野菜のトマト煮で、パリの地域・イル・ド・フランスが発祥だそうです。
ボーといわれる仔牛肉やアニョウと呼ばれる子羊の肉を使ったレシピが多いのですが、うちは手軽にポークを使ってつくったりします。


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肉の両面がじゅうにんに焼けたら、次は野菜です。ひとくちサイズに切ったたまねぎとニンジンを焼き色がつくまで炒めます。


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炒めた肉と野菜を深めの鍋に入れ、ホールトマトを加えます。
こしょうをひいて、ブイヨン一個、またブーケガルニを加えます。
ブーケガルニは、パセリの葉とかセロリの茎などなど、味や匂いの強いハーブを混ぜたもののこと。これがフランス料理に欠かせません。なんでもいいのですが、これは風味づけに使うだけであとで取りだすので、ポワローのなかにぜんぶ入れてたこ糸などで縛っておくと便利。
ブイヨンでも市販されているので、ないときは固形のブイヨンも使っちゃいます。


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2時間後。そろそろできてきました。

下ゆでしておいたじゃがいもを入れて、


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クスクスをつけあわせに。たっぷりとした汁にクスクスをつけて食べるとずいぶんとお腹もふくらみます。
この料理、実は夏にもいいんですよ〜。って、そういっちゃうと季節関係なくつくってる気もしますが -"-



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2009年12月09日

昼下がりに Tisane

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宝箱


ではありませんが、お気にいりの赤い箱


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フランスで誰かの家にお邪魔すると、お茶、カフェ、オレンジジュース?と聞かれることが多いですが、
お茶といったらthe vert、緑茶か、ハーブティが多い気がします。


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ティザンヌ、と呼ばれるハーブティ。
この箱は6種類のフレーバー入り。蓋を開けるとそれはまぁいい香り。


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今日は甘酸っぱい香りのフランボワー・シトロン、ラズベリーとレモンのティにしました。
大きめのカップになみなみとお湯を注いで
ひとりだし、そのままティーバッグを入れて、砂糖を一個入れて豪快にかき混ぜ、


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これまた最近お気にいりのキャラメル・ドーナツがあったのでお茶のお供に。
ひとりなのでこんなふうに無造作にすませちゃいます。
ふぅ、これでまたひと仕事がんばりますか。



posted by ナオカ at 07:09| Comment(8) | TrackBack(0) | パリの食卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

Hachis Parmentier 〜フランスの家庭料理

隣人のマーセルの奥方・ペピタが、ランチに簡単なフランスの家庭料理をつくるというので、カメラを持って侵入してきました。


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どんな料理ができるのでしょう。わくわく。
ポテトをつぶす専用の器具ははじめて見たぞ。
潰したじゃがいもにcreme fraiche 発酵クリームを加えています。このクリームは、それこそわたしたち日本人の醤油みたいなもの。フランス人家庭で料理をする際に欠かせない一品です。これに牛乳を足し、塩をふってから、


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ペピタが取りだしたのはナツメグの実。これをほんの少し細かくして加えます。
加熱容器にできあがったじゃがいものピュレをしいていきます。


ペピタは子供のころにスペインから両親とともにフランスに移り住み、マーセルとの結婚を機に国籍をフランスに変えました。スペイン人だけど、教育のほとんどはフランスで受けたし、長いこと住んでいるのでもうほんとにフランス人みたいなものです。
そしてうらやましいことに、ペピタの家庭ではスペイン料理とフランス料理が並ぶ・・・うう、いいな。


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ポトフをつくったときに残った牛肉を細かくして、ラードとタマネギであらかじめ炒めたものをピュレのうえに重ね、その上にまたピュレをしいて層にしていきます。


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卵をひとつ溶いて、そのうえにエメンタールチーズの細切りをのせます。


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オーブンに入りました。これでチーズが溶けて全体があたたまるまで加熱します。
15分から20分焼くと、Hachis Parmentier ができあがりました。

Hachis Parmentier、Hachis は挽き肉の意、Parmentier はアントワーヌ・オーギュスト・パルマンティエという農学者の名前。この人は、じゃがいもをフランスの土地に合うように改良しフランスで栽培を広めた人だそうです。なので、いろいろなじゃがいもを使うフランスの料理にはParmentier の名前がそのままついていたりします。


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できあがったお味は・・・
気取りのないやさしくまるい味で、ほんとに家庭的。ポトフの残りものという牛肉はいい感じにパラパラして干し肉のような感じも。
使っている調味料やクリームなどはほんとにふつうで安価なものなのですが、それでもこんなにおいしい。
うちの母の料理もおいしいものでしたが、知恵や長年の経験からきた腕は材料にまさる!と思ってしまいました。


おかわりもちゃっかりして、コーヒーをいただいたあと家に帰ると、


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リラさんが袋のなかに入ってました。


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今夜は寒くなりそうだね、リラさん


posted by ナオカ at 05:25| Comment(8) | TrackBack(0) | パリの食卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

カンパーニュの隠れ家的レストラン

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セバさんの誕生日にレストランに行ってきました。


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このレストランはノルマンディー様式のつくりのホテルのなかにあって、こんな感じ。


前に来て驚いたのが、コースで頼むアントレ・メイン・デザートの合間にたくさんの小さなサプライズ・インターバルがあって、料理を待っているあいだ退屈しないということ。


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アントレを待つあいだに運ばれてきた一品。
見た目はクレーム・ブリュレ。ちゃんとフランべもしてあります。
一瞬、デザート?的ですが、これはフォアグラのムース。


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アントレはタイムで香りづけしたランゴスティンのクリーム煮。
ランゴスティンは大ぶりなエビでこのへんで食べるときもよくでてきます。
ノルマンディー産のクリームを使ってあって、上品な味でした。


この店のいいなと思うところはサービス。
わたしたちが食べ終わると、いいタイミングでお皿をさげにきます。
そしてテーブルにくるたびに、水やワインをグラスに注いでいく給仕。


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アントレが終わり、メインを待っているあいだに運ばれてきた小さな果物のシャーベット。あまり甘くなく、消化にいいそうです。


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セバさんがメインに選んだのは、ホタテ貝のブローシェット(小串)と鴨のささみ・アボガドクリーム添え。
ひとくちもらいましたが、ホタテはぷりぷり。巻かれたベーコンの軽い塩味ともマッチしていておいしかったです。


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わたしが選んだのは仔牛のロニョン。ロニョンはわたしもたまにお店で買って料理しますが、腎臓なんです。なので、歯ごたえがあります。ソースはブドウとマスタードでつくられたものなそうですがぜんぜんわからない感じ。
前回もそうでしたが、メインをさまざまな付け合せの野菜料理が取り囲んでいます。手前に見える、なんというのでしょうかこれは、じゃがいものお惣菜が昨日は特に気に入りました。


だいたいこのへんでもうお腹いっぱいに・・
チーズの盛り合わせから数種のチーズをちょこっとだけいただいたあと、


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デザート。"3つの味の"というのに魅かれてクレーム・ブリュレを選びました。
ラベンダー、ローマリン、コクリコ(ヒナゲシ)のクレーム・ブリュレ。こう並べてみるとなんとも珍しいですね。3つともとってもおいしかったです。ちなみに今日頼んだコースはそれぞれ43ユーロのもの。飲み物を入れて109ユーロのお会計でした。


このレストランのシェフは、小さなものをいくつもいくつも、ほんとに丁寧につくるな、と感心してしまいます。なんでも、以前働いていたレストランでその丁寧さと料理の上手さに客があつまり、そこをやめて自分のレストランをここにつくったそうです。今来る客の大半は、以前彼が働いていたレストランから流れてきた人だとか。

大きな声ではいえませんが・・・と給仕が告げたのはたまに店にくる有名人の名前。パリのような都会でもなく観光地でもないひっそりとした場所で、こんなおいしいものを食べさせてくれるレストランがあるのか、とつい思ってしまいますが、その考えは逆かも、ですね。現地の人や地元の人しかほとんど来ないところだからこそ、なのかもしれません。

パリからはずいぶん距離があるかもしれませんが、ここはホテルもノルマンディー式でかわいらしいです。もしこのへんを立ち寄られることがあったら、ぜひおすすめしたいお店のひとつです。

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Le Moulin de Balines
Route de Paris RN.12
27130 Balines
Tel. 02.32.39.40.78



posted by ナオカ at 17:41| Comment(16) | TrackBack(0) | パリの食卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

ポワローのタルト Flamiche

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ポワローのタルトをつくってみました。
というのも、
家でつくるピザ、つくりすぎて飽きてきてしまい…
わたしは凝り性で、気に入るとそればっかりつくるのがちょっといけません。
しかし!かんたんに焼ける生地に味をしめてしまったので、こんどはタルト生地を買ってきてみたのでした。


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ポワローは加熱すると甘みがでて柔らかく、大好きな野菜のひとつ。
長ねぎよりも太く、下仁田ねぎに味が似ていますね。とにかく甘いので、今年の冬は、そういえばポワローの白いスープをよくつくったなぁ。

このポワローのタルトは、フランス・フランドル地方が産地。フラミシュ、と呼ばれ親しまれてるそうです。


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バターでベーコンをゆっくり炒めたら、薄切りしたポワローと玉ねぎを加え、
弱火でこれまたゆっくり炒めます。
とにかくじっくり根気よく・・・これが面倒でなかなかやりたくないのですが、
そのほうが甘みがよく出てくるとのこと。

下焼きしておいたパイ生地に、しんなりしたねぎと、卵・生クリームを混ぜあわせたものを流しいれ、
オーブンでしばらく焼いたらできあがり。


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卵とベーコンでつくるキッシュ・ロレーヌによく似ていますが、
ポワローと玉ねぎが入る分、もっと甘みが増すみたい。
複雑な手間とか珍しい材料がいらないので、面倒なのが苦手なわたしにぴったり♪
しかも、
ほんとうはこれ、軽食とかつけ合わせっぽく一切れ食べると思うのですが、
うちではこれにサラダをつけて、しっかりとメインにしちゃいます♪


そうだ。


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リラさんはとっても元気そうです。


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もう夜なのに散歩にいきたいとねばってるようです。
もう遅いから明日ですよ、リラさん。

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posted by ナオカ at 04:33| パリ ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | パリの食卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

夏野菜のピザ

学校も終了し、お店も長期お休みに入ってきたりして、街はどんどんとヴァカンス・ムード。
そのあいだにそれっ、ということなのでしょうか、うちの近くで大幅な道路工事をやってます。
毎日昼間、ガガガガ!!ガキーンゴキーン!!とすごい音がしてます。道路を砕いているんだから、その音は半端じゃないですよねぇ。
しかし不思議なことがひとつあります。
はじめ気づかなかったのですが、どうやら、午前11時半になるとパッタリ音は鳴りやみ、午後2時ごろまであたりは静かなよう・・・
前に聞いたことありますが、フランスのトラックの運ちゃんはお昼時になると、どんなに回り道をしてもおいしいレストランに立ち寄り、たっぷりゆっくり食事をするとか。
道路工事している人たちはどこでゆったりと食事してるのかな〜?と、音がしなくなるたび思いを馳せてしまいます。
こんどついて行ってみようかしら。



さて、最近うちで、というかわたしの密かなブームがあります。
生のピザ生地を買ってきて、うえに野菜を乗せて焼くという・・・
これがなかなかお手軽で野菜もわりと食べられる気がしてハマっちゃってます。


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冷蔵庫にあった野菜を適当に乗せてつくります。ナスとズッキーニ、使いかけのパプリカ。
夏になるとさっぱりと食べたくなるモッツァレラも。


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モッツァレラは大好きですが、小さいわりに値段がはりますね。
スーパーブランドの安価なものなども出てるのですが、大手メーカーで値段もよいこのGalbani社のがやっぱり一番おいしいみたい。

以前はよくケチってエメンタールチーズを使ってましたが、最近はこのモッツァレラを安く売っているお店を見つけて冷蔵庫にストックがおけるようになりました♪
このメーカーは他にリコッタチーズやマスカルポーネなんかも出しています。リコッタはボソっとして甘〜い感じが好きではないので買いませんが、マスカルポーネのほうはティラミスをつくるときにときどき購入してます。が、ここのマスカルポーネは固めでだまになっていたりするのであまりお勧めではありません。


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スライスしたモッツァレラを小さくちぎってピザ生地に散らしたら、
そのうえに薄く切ったナス、ズッキーニ、パプリカを並べます。
それから上にまたモッツァレラを散らします。
すこしエメンタールチーズの細切りも乗せてみました。

最近ダイエット中のセバさんは、チーズなどを控えていて、
“オイル・チーズ・クレームは使わないでね!!”とかたく注意されています。
その昔、わたしも年頃だったころ、料理してくれる母親に“油は使わないで!”と頼んでいたことを思いだします。
でもね、油を使わないとおいしくないのよ -"- 特に野菜だしね。

チーズが全くないのもおいしくないので、セバさんが食べる生地半分には、見えないようにこっそりとモッツァレラを散らします。
そして自分のほうにはドバっと・・・♪ セバのダイエットにこういうときだけ感謝♪♪


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お好みで、塩少々、オレガノやバジルなどのハーブをかけ、
最後にオリーブオイルを少々、生地にまわし入れたら
240℃に予熱しておいたオーブンに入れて、15分ほど焼きます。


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簡単だけどおいしいそうでしょ??
これ、生地がおいしいんですよね。
できあいで焼くだけのピザ、冷蔵のも冷凍のもなかなかおいしいのあってたまに買いますが、なにが違うってたぶん生地かな?


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以前、日本でパン焼き器でパンをつくるのに凝ってまして、どさくさに紛れてピザ生地をつくってみたことがあるのですが、
なかなか難しかったです。膨らまなかったり、焼いたらパリパリになっちゃったりして。
また、トマトソースも、なんだか緩かったりしたりして、イマイチな出来で二度とつくりませんでしたが、売っている生地を買ってくれば失敗知らず♪
わたしは生野菜の食感があまり好きではないのですが、こうして熱が入ってしなっとした野菜はおいしい♪


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カメリアさんがいなくなってから、
リラさんは昼間、下の屋根・うえの屋根へと飼い主より忙しそう。


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この大きな木に頭を突っこむのが好きだったリラさん。
リラさんの背中が見えますか?
頭かくして尻かくさず♪ 久しぶりにこの光景をみました。
リラさん、なにを見てるのかな?

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posted by ナオカ at 04:38| パリ | Comment(17) | TrackBack(0) | パリの食卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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